東氏館跡庭園(とうしやかたあとていえん)
[庭園]
正式には、国名勝 東氏館跡庭園。昭和54年に行われた、ほ場整備の最中に発見され、翌年から5年間の歳月をかけ、発掘調査をおこないました。当時の庭園遺構がほぼ原型のまま掘り出されました。美しい石組みを持つ地泉庭園は、昭和59年に国の内示を受け、昭和62年に正式に告示されました。東氏が居城した篠脇城の麓にあり、戦のない平和なときには、きっとこの庭園を見ながら歌でも詠んでいたのでしょう。
古今植物園には、古今和歌集や新古今和歌集に詠まれている花木などを植栽しています。中でも「ぼたん園」は、およそ2,000平方メートルに1,500株のぼたんが植えられ、5月上旬に見頃を迎えます。
[岐阜県郡上市]